黒猫の山集り 焼き絵師Kと、猫達との非日常な日常

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凹む凹む凹む

ここんとこずっと凹む事が多い。
今月11日、ご近所のみんなに可愛がられていたちびちゃんが逝ってしまった。
あっけなくて、今だに信じられない。
こんなに早く彼女との別れが来るなんて、思ってもみなかった。
まだ、植木の横や花台の下からひょっこり顔を覗かせそうな気がしてならない。
愛らしく気立ての良かったちびちゃん。
このコを引き取りたいと言わしめたほど。
さすがにすっかり大きくなって、自由猫の生活を謳歌していた状態では
断念せざるを得なかったけど。
もう少し早かったらと、残念でならない。
あ〜〜、もうほんとに凹むな〜。
外猫達の生活が厳しいのは解っていたつもりだったけど、
こうも突き付けられると凹み度合いも激しくなるわい、…ったく。



六月は息子の誕生月。7日に21になりました。
…で、二つの頃から一緒に育ったごめちゃんも、先月めでたく19才に。
久々に揃った写真が撮れた。ま、息子は写ってないんだが…。

左のりゅうのすけだけがまだ二才。
しゃがんでる左が雷蔵18才。真ん中がごめちゃん、最長老。
右が雷蔵の産まれた時期は違うが、母親は一緒…。弟ごんべ17才。
いろいろあったが、それぞれ長生きしてるな〜。
雷蔵は外に出ていた仔猫の頃、酔っぱらいに蹴られて骨盤骨折した。
足を引き摺るほどではないけど、ヒョッコヒョッコとした歩き。
それ以外は病院の世話になってない。
ごめ、ごんべに至っては去勢で病院に行って以来、病院とは無縁の脅威のじじい。

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ごめ。ジジイになったが、今だ元気だ。長生きしろ。
仔猫みたいな顔しとるな。
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久々、本日…ではないけどシルヴィーさんを。

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ばよえ〜んマダムのシルヴィーさん、今月3日で、ここにやって来て丸5年。
さすがに肥え過ぎが気になるようになって来た。
横綱とか米俵とか言われとるよ〜〜〜。

でもダイエットに成功した。幾分すっきりした。
もう大丈夫なはず…。
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by wolf-pow | 2009-06-24 05:04 | | Comments(2)

最期の決断

先月5月19日、マフが逝ってしまった。いや、正確には逝かせた言うべきか…。
推定8〜9ヶ月…あまりにも短かすぎる生涯。
保護してからも体調が万全だった事はほとんど無かった。
メンテしていた2ケ月あまりの間に、BOXから出て遊んだのは数える程。
BOXの中では、三角飛びするくらい、大暴れしていたけど…。
店内を探索の旅していた時、名前を呼ばれて思わず振り向いた。
いたずら小僧っぽくきらきらと輝く瞳をした、あの時の顔が今でも忘れられない。

本当の意味で、彼の為に出来た事が何かあったのだろうか?
自問する日々を送っている。


先々月4月24日、ようやく体調も戻り食欲が出始めた頃、多少の不安を残しながら
里親さんの元へ行かせた。本音を吐くともう少し肥えさせて、しっかり体調を整えた
ベストコンディションの状態で行かせたかった…というのが偽らざる心情。
ただマフの月齢や性格的に馴染めなくなる事の懸念もあり…
26日に猫柳と外出の予定があり、ほぼ丸1日帰って来れない為、お試しで2日程預けてみる事に。
当初は土曜の晩から日曜の夕方までの1日だけの予定にしていたが、土曜も休みで見ていられるから
金曜の晩からマフを預けて貰えないだろうかという事だったので、断る理由はこちらにはない。
その日の晩、大丈夫そうだと連絡が来たので、行ったり来たりさせるのもストレスだろうから、
そのまま里子に行く事になった。
事前に、神経質で臆病なんで慣れるのに時間が掛かる、加えて飯に対して執着があまりないから
促して食わせてくれるようにお願いした。
手のかかるコだから、持て余すようならばいつでも返してくれていい旨を伝え…。
里子に出した後も、気にかかるのは常で、なるべく様子は聞かせてもらっていた。
前々日の5月17日も、食欲もあり他の子のお皿に頭を突っ込んで食べに行ってる…と
聞いていたので安心していたのだが。
日曜の朝、先方から猫柳宛にそのメールは舞い込んだ。

以下、猫柳から転送されて来たメール本文のまま。
『マフ坊のことなんですが、食欲は他の二人を差し置いて一番食べるようになりました。
しかし二人がいると圧倒されるのか萎縮していつもビクビクと毛を逆立ててリラックスできず
見ていてかわいそうでなりません。うちのと相談した結果、この先もここでは無理だろうと
ゆうことになり、この子の幸せの為にお返ししたいと思います。
大切に育てます…なんて言っておきながら力になれず本当にごめんなさい。
このことはKさんには言ってないのでお二人で話し合われて、また連絡して下さいね。』

??? 朝8時過ぎに転送されて来たメールの内容は正直な話、寝惚けた頭には困惑だけが渦巻いて、突然の事に、相棒と二人不可解さに頭を捻りながら、メールでやり取りをしていた。
確かに返してくれていいよ〜とは言ってたけど、2日前まで手が掛かるとか、問題があるとか
そんな話は全くなかった。むしろ、その前の日に冗談めかして返してくれてもいいよ〜って、
言ったとき、絶対返さんよ〜って答えてたのに?

それから暫くして、昼過ぎに転送されて来たメールは更に「何で??」としか言えなかった。

以下、先程と同じく転送されたメール、本文のまま。
『マフ坊は具合が悪かったのでしょう。昼過ぎころから足がフラフラして、うちのが
もうそう永くは無い、今日か明日の命やろうと言ってます。ずっと抱いてましたが、うちのが
自分が看取るからあっちに行っといたほうがいいと言ってくれたので、涙でいっぱいになりながら
このメールを送っています。』

ちょっと待ってよ。
なんでいきなりそんな、死ぬの、永くないの…な状況に展開してんの?
全く状況が掴めず、混乱したままの日曜日。

訳がわからんうちに週明けの18日。
昼過ぎにMさんが店に寄って、状況を説明をしてくれたが…。
いきなり倒れた時の様子、2〜3日前の状態を聞くものの原因は解らない。
(当然だ。わたしゃ医者じゃない。ましてや手から離れて久しいコの様子なんて、
解るはずがなかろうて)
とにかく病院に連れていってくれるように促した。
素人が憶測で生死を判断しないでくれと強く頼んだんだが。
旦那曰く、病院に連れて行っても、痛かったり苦しかったりするだけだから、このまま
看取ろうと思う。Mさんは主人がそう言っているので、私は主人に逆らってまで、病院に
連れて行く事は出来ない。それが気に入らないのであれば連れて来ます。連絡を下さい。

絶句。
病気になったのは誰の責任でもない。どんなに注意していても病魔はやってくるものだ。
病院に連れて行ってくれるように頼んだのも、マフだけの問題では済まないからだ。
もしも伝染性の疾病だったら、一緒に居た他の2匹にも伝染する可能性が捨てきれない以上、
診察してもらって、原因が何かをはっきりさせてほしいといってるだけなんだが…私らの真意は
先方には伝わらなかったようだ。
病院はただ治療を目的とする為の場所だけではないのだけれど…。
その日一日、何一つ手に付かずにいた。
何もしてやれない無力さと悔しさ、持って行き場のない怒りと腹立たしさに歯噛みしながら…。

ここんとこずっと、午前様の生活が続いていて…。
こんな状況じゃ、仕事になんかなりゃあしない。
手付かずの仕事をさっさと放り出し、早々に切り上げて帰り着いたのは22時過ぎ。
ネットを立ち上げ、症状から検索を掛け… 猫柳も考えていた事は一緒だったようだ。
夜中1時過ぎ、相棒からのメール。
引き取って何とかしてやりたいが、だめか?

夜中の非常識さを承知で、先方に返してくれるようにメールを送った。
そうでないと間に合わないかもしれない。
翌日、朝イチで引き取って、一番近い病院に連れて行った。
状態が悪いマフには、距離のある行き付けの病院では負担が大き過ぎるだろうから。
そこは以前、世話になっていた動物病院。
パートナーだったドーベルマンのギルフィもそのドクターに掛かっていたが、ドクター自身の諸事情を伝えた当時そこにいたお手伝いさんの対応が著しく私の神経に触ったが為に、病院事体を換えてそれ以来。
随分な御無沙汰。
ドクター自身も熱心だし、悪いドクターではないんだけど、はっきりした物言いをする方なので、苦手な人は苦手だろう。

事情を説明して、診てもらったけれど…。
検査してみないとはっきりした事は言えないが、おそらく間違い無いだろうと言われた病名は
私らもネット上で引っ張り出したものと同じだった。
『猫伝染性腹膜炎』
完治する方法はない。対処療法のみ。
インターフェロンやステロイドの投与で改善する可能性はあるが、生後1才未満の仔猫のうちに
発症すると致死率はほぼ100%…投薬療法で症状を抑えても、もって2〜3ヶ月。
キャリアのまま生涯発症しないコも、歳を取り体力が衰えた頃に発症するコもいる。
マフの診察の結果。
意識混濁。つーか、すでに意識は無い。
異常に膨らんだ腹部、腹水が溜まっておそらく肺を圧迫している。
心拍数は通常の半分以下。
血液検査も尿毒症の価、4段階中MAX。 加えて赤血球数の著しい減少による貧血。
尿毒症がすでに脳にまで達していて、頭を仰け反らせて痙攣するような動きはその為。
症状、状態共に絶望的。
もう少し早い段階で連れて来ていれば、対処療法で押え込めたかもしれないと言われたが
どちらにしても後の祭り。


戻って来たマフを一目見た時に悟ってしまった。
病名が何であれ、この状態ではおそらく助からない。
だからといって、何もせずにいる事は自分自身が許せない。
少しでも楽にしてやれる方法、仮に2〜3日しか持たないにしろ、せめて苦痛を
和らげる方法は探してやれるはず。
ステロイドの大量投与で効果が出るかもしれない………それで様子を見る事になった。
手洗い、消毒に気を付けて、他の猫を接触させない。触る時はとにかく手洗いを徹底する事。
保温の事やその他諸々の注意事項を聞いて取り敢えず店に戻った。

出来うる限りの処置をして、しばらくは呼吸も楽そうにしていた。
けれど、15時を廻った辺りから一旦は治まっていた痙攣が再び激しくなり始めた。
何度か逝ったかと思うような状態になりながら、マフは懸命に残された命の火を燃やしている。
夕方18時過ぎ、決断を下した。これ以上は無意味に苦しめるだけだ。
回復の見込みも、苦痛が和らぐ手立てもなく、苦しみながらひたすら死に向かって息をしている
だけならそれは彼にとって、もはや必要な時間ではないだろう。
引き止めるのはこちら側のエゴでしかない。
ただ見ているだけなんて、尚更自分には出来ない。
その判断が正しいのか、そうでないのか…それは考え方の相違だろうが。
真に、愛しいと思うならその決断は下さなければ…。
今までもその決断を迫られた事が過去に2度程あったが、幸か不幸か決断する前に
力尽き、往生したので未遂に終わっていた。
今回ばかりは逃れられそうにないようだ。

診察してもらったドクターに連絡を入れた。
所用で出掛けている為、戻り次第電話するがそれでもいいかと言うので承諾し、
連絡待ちになった。
待っている3時間は…複雑な心境だった。
何度も時計に目をやりながら、連絡を心待ちにしている。
少しでも早く楽にしてやりたい…。けれどそれはマフの命の終りを意味する。
正直な話、相反する思いで物凄いジレンマに陥りつつ…




21時55分。
鎮静剤と麻酔で眠ったまま、マフは息を引き取った。
泣くだけ泣いて…やってきたのは喪失感と頭痛。
けれど、不思議なほど引き摺ってないのは、やれるだけの事はやったとの思いなのか。
それにしたってただの自己満足に過ぎんのではあるが…。
やらなかった後悔は、やった事の後悔より、より大きいってのは嫌と言う程身に沁みてるので。




マフ坊、かあちゃん達はもっと違う選択をしたかったよ。
安楽死なんて、最悪の決断なんかじゃなくて、もっと違う方法を選びたかった。
ごめんね、……最初の選択が誤りだったかもしれないな。
今さらながら行かせるべきじゃなかったと、遅い後悔をしているよ。
もっともっと、たくさん遊んでやりたかったが、叶わなかったね。
マフ坊、ありがとう…そして、さよなら。
しばらく休んだら、またおいで。待っているからね。




この場を借りて、最期の処置をして頂いたM病院のドクターに感謝を…。
それと共に、心からお詫び申し上げます。
永らく禁とされて来られた誓いを、今回破らせてしまいました。
ドクターの、その誓いの意味と重さを私は知っています。
それ故に貴女の、動物達に対する愛情の深さを、改めて知る事が出来たように思います。
ありがとうございました。

そして、協力してくださった方々、心配してくださった方々へ。
ほんとうにありがとうございました。
取り敢えず、落ち着きました。大丈夫です。
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by wolf-pow | 2009-06-02 23:57 | | Comments(0)

焼き絵師Kと、背中の上に山のように集りたがる黒い同居猫達の日々。


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